3年前に書いた詩が出てきた(1)

雨が降る
雨が降る
強酸性の雨が

傘を差そう
カッパを着てはいかがかな
濡れて行け

雨が降る
雨が降る
強酸性の雨が

傘は溶け
カッパの川流れ
皮は剥げ 肉は削げ落ち

そしてみな 骨になった

奴は言った「君は骨だ」と
俺は言った「骨は俺だ」と

そしてみな 俺になった

当時の自分がいったい何を感じていたのか、さっぱり分からない。