大森望(編)「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」(ハヤカワ文庫SF)*1

短編SF13編。SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー/時間SF傑作選、と表紙に書いてある。やっぱり、時間ロマンスは良いなぁ……胸がキュンキュンする。テッド・チャンが目当てで購入したのだけど、読了したいまの感想としては、バズビイの表題作が最も好き。や、傑作選というだけあって、総じて面白かったのだけど(特にロマンス系の5作品ね)。チャンの「商人と錬金術師の門」をはじめほとんどの収録作が良くも悪くも短編SFの宿命というかオチ頼みの一発ネタの性格が強いのに対して、表題作は中盤からキュンと来て……!