2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東川篤哉「もう誘拐なんてしない」(文春文庫)*2

ミステリ長編。ヤクザの娘(女子高生)を攫ってあれこれしちゃうお話。GWに3日連続で東川作品を読んでみて、今のところこれが一番好き。お嬢様+執事モノも良いけれど、へっぽこヤクザモノも好きなので。なんだか、この作者の語り口はこの手の愉快なヤクザ一…

東川篤哉「交換殺人には向かない夜」(光文社文庫)*3

ミステリ長編。この作者お得意の(?)語りとキャラクターは昨日に引き続き割と好きなのだけれど、肝心のミステリが……なんといったらいいのか。巧妙に伏線が張り巡らされているのは分かるのだけれど、その伏線が「わざと」理詰めで解けないようにされている…

東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」(小学館)*4

短編ミステリ6編。お嬢様+執事モノと聞いてしまっては、個人的に読まないという選択肢はない。第1話のトリックなどはビジュアル的に面白いし、お嬢様がメガネっ娘になるくだりなどは萌えなくもないし、言葉遊びとオヤジギャグを足して2で割ったような地の文…