大槻ケンヂ「新興宗教オモイデ教」(角川文庫)*1

電波ファンタジー長編……や、ジャンルの表記がこれで適切なのかどうか自信がないのだけれど。妄想ウジウジ少年がちょっと電波な少女に勧誘されて電波な世界へGO! というストーリー。思春期の頃に初めて読んだときは登場人物たちにどうにも共感できる要素がなくて、いまいち物語のノリについていけなかったのだけれど。久々に再読してみると、こういうのもアリだなぁ、と受け入れるくらいの余裕ができていた。我ながら大人になったものだな。