しみずみちを、山本まつ子「はじめてのおるすばん」(岩崎書店)*11

シルヴァスタインに引き続き絵本。主人公のみほちゃん*1は確かに可愛らしいものの、この本を就学前の子供が読んで「留守番の心構え」のようなものが育まれるかどうかは甚だ疑問。それよりも「家の中を覗き込む集金オヤジの目玉」が怖すぎてトラウマになる危険性の方が高い。大人が読めば「あぁ、なるほど、留守番はこうだったなぁ」などと懐古できるのだろうけれど、さりとて「大人のための絵本」という訳でもなく……

*1:さおりちゃんでもしおりちゃんでもないので、厳重注意。