加納朋子「月曜日の水玉模様」(集英社文庫)*11

連作短編ミステリ7編*1。加納作品らしく人物の設定が少女漫画っぽい。螺旋階段のアリスと同様、探偵役と助手役の区別が曖昧な配役。第3話「水曜日」の2段(3段?)オチに惚れた。

*1:心の底から無邪気で夢一杯の古典SFなどに浮気していた所為で、日常系ミステリを読んでも素直にホッとできなくなってしまった――というのはまた別の話。