2005-01-04から1日間の記事一覧

朔立木「死亡推定時刻」(光文社)*6

個々には忠実な一線級刑事の職務執行から冤罪が生まれるリアルな内幕を描く(カバー折り返しより)――ミステリではないけれど、ものすごくサスペンス。ラストに登場する老弁護士の『禍福はあざなえる縄の如し』という台詞がこの小説を端的に表現していると思…