映画の感想を書きます――「SUPER 8」「ソース・コード」「LIMITLESS」「ハリー・ポッターと死の秘宝1」「カンフーパンダ」「Mr.&Mrs.スミス」

SUPER 8
宇宙人モノなんだけど、エル・ファニングが可愛かったなぁ、という以外は特に印象に残ってない……彼女が可愛すぎたのか、映画の内容がいまいちだったのか、どっちだろう。
ソース・コード(ミッション:8ミニッツ
犠牲者の脳に残る最期の記憶の中に入り込む最新の捜査技術を使い、列車爆破犯に迫るSFサスペンス・アクション。犯人を見付けるまで同じ8分間をリセットしながら何度もやり直す展開がまるきりTVゲームの世界のように感じられる一方で、任務に当たる米軍大尉が自分自身の謎に迫るというメタな展開も並行しているうえ、8分経つごとに強制的に次のシーンへ移ってしまうわけで、普段からぼんやりしている私のような人間が観るとストーリーを追うだけで脳がオーバーヒートしそうになる……中盤の伏線が露骨すぎたような気もするけど、伏線がなかったらなかったでラストのどんでん返しで置いてけぼりになったことは間違いないので、仕方ないのかなぁ。
LIMITLESS
売れない作家が「脳のリミッターを解除する」ドラッグの力でベストセラー作家になったり相場で億万長者になったり別れた恋人とよりを戻したりするおはなし。案の定ドラッグが切れて酷い目にあったりするのだけど、作家志望だったのに金に目が眩んでデイトレーダーになってしまった時点で既に不幸だと思うよ。敵役はただのチンピラだし、終盤の展開も投げやりで見どころなし。ただ、ドーピングして天才になった瞬間になぜか髪や瞳がキラキラしはじめる演出は超サイヤ人を彷彿とさせ素晴らしい。
ハリー・ポッターと死の秘宝1
原作未読なのにシリーズ物の最終話だけ観るのは無謀だった。しかも前後編の前編だけとは……前作まではTV放送を何作か観たことがあるはずなのだけど、バラバラに観ているので話の順序が分からず、どの話を観てどの話を観てないのかもいまいち不明*1。とはいえ、今さらシリーズ全作通して観るのは体力的にちょっと厳しい……
カンフーパンダ
カンフーマニアだけど実戦経験ゼロのパンダ(ラーメン屋の跡取り)がひょんなことからカンフー道場に入門することになり、兄弟子達や師匠でも歯が立たなかった悪のカンフー使いに立ち向かう。やっぱり、一見イケてない主人公が「ひょんなことから」大活躍するおはなしは面白い。最後までぜんぜん強そうに見えないのが不満といえば不満なのだけど(その点、「少林サッカー」は最高だった)、私的アニメ映画ランキングでは「カーズ」「カリオストロの城」に次ぐ暫定3位です。良作。続編も観よう。
Mr.&Mrs.スミス
お互いが暗殺者だということを知らずに結婚した夫婦。結婚生活のかたわらそれぞれ相手にバレずに暗殺稼業を続けていたある日、2人は同じタイミングで依頼を受ける。次のターゲットは――というあらすじから心理的な駆け引きの応酬を期待していたのだけれど、実際はマシンガンやら対戦車ランチャーやらまとめて担いでドンパチやりまくるだけのアクションものだった。アメリカ映画なので仕方ない。これはこれで良いと思います。

上の6作だと、「ソース・コード」と「カンフーパンダ」が好きです。

*1:ハリーがヒポグリフに乗ってファルコンに乗ったバスチアンのように空を飛ぶ話と、いじめっこがクリリンのようにプクプク膨らんでパンって破裂する話と、マルフォイがフォイ、フォイって言う話は観ました。