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例によってメルヘン総武線に駆け込み乗車して微かな総武臭を胸一杯に吸い込みつつ猫背を伸ばしドア付近に立って外を流れる景色を眺めていると左腕の下すぐ横の席に座った女子中学生と思しき眼鏡とポニテの朗らかな二人組がハルヒキョンハルヒみくるんるんのような会話をしているのが左耳から入ってきて右耳から出ていき一瞬激しく驚愕したのだけれど良く考えてみれば(考えてみなくても)中学生がラノベを読んだりアニメを観たりするというのは至極自然なことでむしろ大きなお友達連中がナガトハルヒナガトみくるんるんのような議論をしている方がアレでソレなのだという前提に思い至るまでに120秒くらい掛かったので我に返ると既に列車は次の駅に到着していてガスの抜ける音を吐いて颯爽と開いたドアの向こう側には力士が歩いていました。