森昭雄「ゲーム脳の恐怖」(生活人新書)*3

幻想長編。今更ながら恐る恐る読んでみたのだけれど……凄い。予想を上回る面白さ。脳科学の見識がないと騙されちゃうんじゃないかなー、なんて心配は本当に無用だった。アクロバティックな飛躍の畳み掛けに、連想したのはネウロ。「脳」しか合ってないじゃん。潔いくらいにリアリティがないので安心して読める。Dr.コパのアドバイスにさえ「説得力あるなー」と納得してしまう私が言うんだから間違いない。でも、ゲームに「No!」と言いたいのは分かった。