タブブラウザを導入したらWebの読み方がむしろ直線的になった

タブブラウザというかFirefoxなのだけれど、「タブを使って複数の資料を同時に読み漁っちゃうぞぅ」という当初の目論見が外れていたことに気付いた。沢山の文書を同時に開きやすくなった一方、文書を並べて表示できないので結局は順番に読むことになってしまう。結果、交互に参照しながら比較検討するということがなくなってしまった。自分の短期記憶に収まる分量の情報だけで結論を出そうとする所為か、考える力が弱まったようにも思う。脳のリソースが「思考」よりも「記憶」のために費やされているのだ。
もちろんFirefoxにだって新しいウィンドウを開く機能はあるのだけれど、タブがあるとどうしても安直にそちらを選択してしまう。IEを使っていた頃は本当に必要な場面を精選して「新しいウィンドウで開く」していたのに、現在は何も考えずにとりあえず「リンクを新しいタブで開く」である。これはいけない。とはいえ、今さらIEに戻すのも微妙だし……どうすれば良いんだ。