三谷幸喜「気まずい二人」(角川文庫)*5

対談(戯曲形式)14編。人気脚本家*1にして極度の話下手でもある著者が、ひたすらテレビ界の有名人(女性限定)と対談して生来の上がり症を克服していく治療過程の記録でもある*2。終始間の悪い著者、対応に困るゲスト――とにもかくにも、出演者をこれほど身近に感じられる対談集は他にないと思う。

*1:私は「王様のレストラン」が好きです。

*2:贅沢な治療だにゃー。